ここではないどこか記録

ここではないどこかへと胸を焦がした記録

屋久島② デスクワークで培った体力のなさを遺憾なく発揮する編~縄文杉ツアー~

屋久島2日目、5:00集合。日の出前。

早朝起床のため前日飲酒してないのにグロッキーな感じで出発。

バスに揺られること30分、荒川登山口というところからトレッキング開始になる。バスでも爆睡したためこの時点でまだ寝起きテンション。まったく歩く気がおこらない。

 

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最初はこんな感じのトロッコ道を歩いていく。

↑こういう板だと歩きやすいんだけど、前半数kmは枕木が点在?していて短足のわたしは非常~~~に歩きにくかった。

昭和45年までは小杉谷集落という杉の伐採に従事していた人たちの集落があって、彼らの交通手段としてトロッコがここを走っていたようです。スタートから1時間くらい?でその集落跡も通ります。

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↑小中学校跡地。ヤクジカに会えた!

 

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み!ど!り!!!!

ほんとにずっと緑の世界で目に優しかった。

あと苔!!

自分の知っていた苔と全然違った。色の鮮やかさもそうなんだけど、屋久島の苔は全体的にファサッとしている。フサフサしていて気持ちいい。持って帰りたい。仕事で疲れて帰ってきたあとに「ただいま~~~~~♡♡」って撫で回したい。

とか考えてるうちに8㎞のトロッコ道が終わり、大株歩道入口へ。歩道っていうけど全く歩道ではなく険しい山道だった。全長約3㎞らしいんだけどトロッコの数倍きつかった。

ここから先は縄文杉到着までまったく写真を撮る余裕がなかった。登山開始3分で大腿四頭筋と大殿筋が悲鳴をあげた。普段の体力づくりはほんと大事…絶対大事… 山道を2/3くらい登ったところで昼食だったんだけど、あまりの疲労感にほとんど手を付けられなかった。水と、ガイドさんが作ってくれたお味噌汁だけ飲んでいた。ちなみに登山途中に何か所も湧き水ポイントがあります。まろやかで美味しい。この湧き水で焼酎の水割りを作ったら美味しいらしい(けどやってない)。

 

ところで、屋久島は月に35日雨が降る、なんていわれている程雨が多いらしい。

でも荒川登山口からずーっと快晴が続いていた。ガイドさんも珍しがってたくらい。

昼食後、ガイドさんは木陰に荷物を置いて行っても良いと言ってくれた。

上記の如く疲労困憊♡満身創痍なわたしは喜々として全荷物をそこに置いて行った。

 

 

お察しの通り、その後土砂降りになった。笑

せっかく専用の雨具もレンタルして、念のため折り畳み傘も持参したのに全部置いてきてしまっていた。

水も滴る残念な女に格下げしつつも、片道11㎞+標高差700m(600m→1300m)

縄文杉到着~~~~~!!!!

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土砂降りのおかげで崇高な感じがより高まって見えますね!!

樹齢7000年(諸説アリ)…自分の悩みとかがちっぽけに思えてくるな…

ずーっと眺めていたかった気持ちもあったけれどそういうわけにもいかず、何よりこの時点で全身びしょ濡れだったため、早々に帰路へ。

不思議なことに、縄文杉を離れてすぐに雨脚が弱まり、荷物を置いてた場所に戻る頃には小雨程度だった。偶然かもしれないけど、縄文杉のパワー的な何かを感じずにはいられなかった。(わたしの雨女パワーが炸裂した可能性は残るが)

下りも尋常じゃなくキツかった。一回雨が降ったおかげでかなり滑る。トロッコ道になってからも枕木がかなり滑る。

結果、足首と膝がやられました。

 

往復22㎞、合計10時間ぐらい

頑張りました!!

行ってよかった!!けどしばらく山はごちそうさまです!!!